韓国ドラマでもよく見るAIロボット。韓国ではどんなロボットが実際に使われている?

韓国ドラマを見ていると、近未来の設定のものや、作品の中でテクノロジーが多く使われているのをよく目にすると思います。また、韓国政府は、AI超一流強国にのし上がるために、およそ700億円を投資し、AIを日常と産業全般に拡散するAI10大核心プロジェクトを推進すると先月発表するなど、いかに韓国が最新テクノロジーへの関心が高いかがわかります。今回は、韓国ではどんなロボットが実際に導入されているのか、3つ紹介します。

ハンバーガーロボット

韓国のスタートアップ企業である、「エニアイ(Aniai)」がAI機能を使ってハンバーガーのパティを焼くロボット、「アルファグリル」の商品化に成功し、国内の手作りバーガーフランチャイズ店、「クライチーズバーガー」で導入が始まりました。このロボットは事前に温度を入力し、その温度に合わせてパティを自動で両面焼いていくというもので、一時間で最大200個のパティを調理することが可能で、人員削減にはもってこいのロボットです。

農作業ロボット

韓国では、農村での人口減少と高齢化による人手不足が年々深刻化しており、その問題を軽減するため農作業にロボットを導入し、無人化を図っています。AIITCを融合させた技術で温度、湿度、日照量などを自動で調節するデジタル温室で野菜や果物を最適な環境で育て、ロボットがその防除、収穫時期を予測するなどの生育管理、収穫、運搬までを行っています。

運搬ロボット

日本にも進出している韓国のEコマース企業で、韓国版アマゾンと呼ばれているCoupang(クーパン)。韓国に行くとあちこちでその運搬用トラックを見るほど、大手企業です。そのクーパンはAGVと呼ばれる無人搬送車を工場や倉庫内で使うことにより、人間の作業負担を65%削減することに成功しました。このロボットは最大1000キロの荷物の運搬が可能で、運搬の自動化を測ることができます。クーパンは約26000万ドルを投資し、各センターに大量のロボットの導入を図っています。

おわり

これまで紹介した産業ロボットには、半導体やコネクタなどの電子部品が多く使われることもあり、半導体不足の影響で部品不足が続き世界的に生産に遅れが出ていましたが、今後はそれが徐々に緩和されれば、今後のロボットの受注は過去最高に伸びていくと言われています。韓国では、他にも休戦ラインにAIロボットを配置していたり、医療ロボットや清掃ロボット、飲食店での自動走行ロボットの導入も各所で進んでおり、今後ドラマでは日本では目にしないようなロボットが登場するようになるのかもしれません。近未来にはどんな見た目のロボットが登場してくるのか楽しみですね。

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